衣食足りて礼節を知る
ということわざありますね。
やはり凡人は精神的に余裕がないと、礼節を守るなんてことが難しい。
危機のときにこそ人間の本性が出るといいますが、未知の病気への恐怖からのストレス、普段通りの生活ができないことへのストレス、経済不安へのストレス、将来不安へのストレスなど、様々なストレスに苛まれて、普段は良識的な人も、やや他人に攻撃的になったりしているように見受けられます。
国は何をやっているんだ!とかそういう意見が、ネット上ではやっぱり多いなあと感じましてね。
気持ちはわかるんですよ。私ももっといいやり方はないんじゃろか?とは考えることもありますが、政治ってのは結局のところ利益調整ですから、あちらを立てればこちらが立たずで、有名なトロッコ問題じゃないですけど、やはりある選択肢をとれば、利益のでる人と、被害の出る人があります。
別の選択肢では、また別の利益の出る人が生まれ、被害の出る人が生まれます。
という選択肢が無数にある中で、様々な人たちの利害をすべて満足させる選択肢だけはないわけですよね。
なので、お上がどんな選択肢をとって、それによって利益を得られるか被害が出るかはもう運ですね。
こうなってきたら、なにがどうあろうとも自分の力で生きていくためにどうすべきか、サバイバル能力を磨くということも必要です。
行政書士事務所と別に経営してる美容室は緊急事態宣言が発出された4月8日から休業しておりますが、休業中の美容師さんの中には、もうウーバーイーツを始めてる人もいたりして、やはりこういう人としての逞しさ、タフネスさというものは生きていくうえで大切だなと思いました。
個人としてできることは、まずは健康を保つために3密を回避する行動をとるとともに、個人個人の免疫力を上げるべく、快食快眠適度な運動、ビタミンを摂取して日光にあたるなどを心がけることですね。
健康状態が少しでもよければコロナに感染したとしても軽症あるいは無症状で済む可能性が高いですからね。
また精神状態を良好に保つための工夫もいりますね。
健康で、負債がなく、心にやましいことがない人間は幸福であるよとアダムスミス先生がおっしゃっておりましたが、逆に言えばこのコロナのせいで、健康を脅かされたり、負債を支払えなくなったりすることが、精神状態を不安にさせますので、まずは健康を確保することと、お金が入るようにすること、借金がある場合には返済条件について相談してみることなどがよいかもしれません。
あと、心にやましいことがある人は、もうすっぱり辞めたらいいんじゃないですかね。やましいことを(笑)