行政書士田中建太郎が生まれるまで⑥
無事に木更津高校に入学。
高校生になって、電車通学になり、大人になった気分のアタクシですがあにはからんや。
まだまだ子供です。
世の中のことなど何もわかっていないくせに、斜に構えたいやなガキのまんまでした。
部活もしない、塾も行かない、何をしてたかというとマンガを読んだり、小説を読んだり、ゲームをしたりと遊び暮らしておりました。
当然成績は急降下します。
高校受験のときには、千葉高校がトップで木更津高校は3番目だったというお話をしましたが、あくまであれば市原市の話。
木更津や君津、富津、袖ケ浦エリアでは、学区の関係上、公立高校トップは木更津高校ですので上位は千葉高に余裕で入れちゃうってくらい地頭がいい人間がごろごろしております。
そんな中では中学生までのちょっと勉強ができるだけの人間のアイデンティティなど崩壊するしかありません。
運動もできず、勉強もできず、性格も悪いなんて人間がアイデンティティを保つためには斜に構えて世の中をバカにしているようなスタンスを取るしかなかったんですね。
当時は1999年7の月に地球が滅びるなんてノストラダムスの大予言が大流行り。
おりしも1995年、高校1年生のときには、1月に阪神大震災、3月にはオウム真理教による地下鉄サリン事件など世紀末感が高まっておりました。
人は何のために生まれて何のために生きるのかなんて考えては夜眠れなかったり、相変わらずKOEIの三国志や信長の野望、提督の決断でのんきに遊んでいたり、友達から教わったDOOMなんて海外ゲームにドはまりしていたり、かまいたちの夜なんかも忘れられないゲームです。
あとは田中芳樹さんの小説も好きで読んでおりました。銀河英雄伝説だとかアルスラーン戦記なんかですね。
このころのアタクシは、やはり反体制な考え方ですね。世の中の矛盾に対して憤りをもって生きている。権威に反発する反抗期のまま、教師、親、世間といったものに反発心をもって生きておりました。
チャーチルも言っております。
「20才までにリベラル(自由主義)でなければ、情熱が足りない。40才までにコンサバティブ(保守主義)でなければ、知能が足りない。」
全共闘とか世代は全然違いますけど、人は若いうちは反体制にかぶれやすいんですかね。
明日へ続く。