医療法人の届出

5月になるとの風物詩ですが、たいていの医療法人の決算は、3月から翌年2月と相場が決まっておりますもんですから4月30日に決算申告納税を済ませられて、その決算の結果を事業報告書として届け出る必要があります。

毎年ゴールデンウイーク明けに決算書をいただいて資料を作成するんですが今年も同じように書類を作成しておりました。

2月までなのでコロナの影響は決算にはあまりないようですが、やはり先月は緊急事態宣言の発出の影響もあり、患者さんが減ったようです。

そろそろ経済を回していかないと、弱い事業者から倒産していってしまいます。

恐慌のなにが怖いって、一つつぶれると連鎖的に悪影響が出ることなんですよね。

商売は、買い手のお客様があってのことですが、商品を仕入れたり、物件を借り入れたりと様々なお取引先さまのご協力が必要となります。

金融機関からの借り入れもしていることがおおいですし、従業員の雇用にはその従業員の家族の生活までかかわってきますね。

「自粛で金が回らない?普段から貯蓄していなかったのは自己責任だ、不況でつぶれる会社はつぶせ!」という主張は、一見、無関係な人にとっては耳に優しい言葉ですが、どんどんつぶしていくと結局回り回って自分の商売にまで悪影響を及ぼすんですね。

天に唾するようなもんです。

私が商売始めてからも、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と原発被災のショックに次いで3度目の不況ショックです。

社会にでた2001年もITバブル崩壊ショックがありましたし、大学に入学したときも1997年の消費増税+アジア金融危機があって山一証券や拓銀がつぶれたりしましたし、まあ10年に少なくとも一度は必ずなにかしらの不景気になるきっかけというものがあるんですね。

今回は2019年10月の消費増税による不景気のさなか、突然のコロナショックがぶち当たってしまいました。

今回は10年に一度の不景気とは違って100年に一度のパンデミックということで最初は慌ててしまいましたが、ふたを開けてみればそこまで致死率も高くないので、これからはじゃんじゃか財政出動をして景気回復にまで持っていってもらえたらいいですね。

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