旅行業登録の件
旅行業登録というお仕事もやってるんですが、昨日第二種旅行業更新登録のお客様と一緒に更新に行ってきたんです。
旅行業登録には財産要件がありまして、第二種ですと保証金を支払ったうえで基準資産額が700万円以上という要件がありまして、純資産もかなり余裕があって現預金も潤沢ですし、おかしな固定資産も見当たらなかったので余裕のよっちゃんで持っていったら、なんと保険積立金の金額が大きいということで、これが粉飾でない根拠資料をもって来いと差し戻されてしまいました。
保険積立金で粉飾決算かます奴がどこにいるんだと立腹しましたが、数年前に世間を大きく騒がせた「てるみくらぶ」からこっち、役所は複式簿記もビジネスの第一線も知りませんから粉飾の方法なんてわかりませんので、0.000000000001%の粉飾決算の恐れでもあれば、もしそこで粉飾決算のせいで許可を通して問題起こしてマスコミに上げられれば、なんで見抜けなかったんだ、役所は何してたんだと追及されますんで気持ちはわからないでもない。
しかし、粉飾決算を疑われる側としては気持ちのいいもんじゃありませんよ。
ということで、昨日は保険積立金の根拠資料として生命保険証券のコピーをお客様からとっていただいて、そのうえで税理士さんにお願いして総勘定元帳から保険積立金の内容を出してもらって確認してきまして、完全に存在するということがわかりました。
まあ、こういった視点も踏まえて今後は、投資その他の資産についても、根拠資料を作成していこうかと思います。
対役所の場合にはしかたないですけど、社内でもこういうことあると救われませんね。
無駄な資料と無駄足と無駄な時間。日本の生産性が低いのもむべなるかな。