行政書士田中建太郎が生まれてから⑩
てなわけで、美容師Tくんの独立開業に出資する形で始めました美容室の共同経営。
設立が2008年12月ですからもう丸11年経ちましてただいま12年目になりますね。
山あり谷ありではございましたが、非常に勉強になることばかりでした。
行政書士としてお仕事する相手先ってのは大企業ってほとんどなくって中小企業が大多数なんですね。
そうするといきおい私のカウンターパートは、総務担当の〇〇さんというよりは、社長の〇〇さんというケースが多いんですね。
社長は様々な経営課題をもっていますが、特に多い悩みが人の悩み、従業員の採用、教育、定着、労務管理、成長。
そういったご相談をいただいたときに、労働法規ではこうなっておりますなんて回答じゃしょうもないわけです。
そういった部下を持つ人の悩みというのは、一人きりで行政書士事務所をやっておりますとなかなか経験できることではありません。
しかしこちらの会社を通じて、様々な問題とその対応、解決できたり解決できなかったり、といった経験をすることができまして、「経営者の悩み。孤独さ。楽しさ。」といったものに寄り添って課題解決につなげていけるようになったなと感じています。
おこがましいかもしれませんが、行政書士としてお客様を選ぶこともできるようになりました。
たまに勘違いしているお客様がいらっしゃるんですよ。
こっちは金出すんだよ。ペコペコしろよ。って別に口には出しませんが態度に出てる人。
売上がないときは、そういった方とも我慢して付き合わないといけませんでしたが、美容室の経営で役員報酬もいただけるので、そういったお客様とはお付き合いしなくなりました。
するとお互いに尊重しあえる関係のお客様しか残りませんので、ストレスがほんとなくなります。
恒産無くして恒心なし
衣食足りて礼節を知る
ということわざのとおりですね。
行政書士になった2003年11月、24歳から丸5年行政書士事務所一本でやってきて、ちょうど30になる年から美容室の会社を始めて30代は会社経営のほうに重点を置いておりました。
なのでこの10年は行政書士として、行政書士事務所としてこんなことありましたってことはあんまり思い出せなくって、美容室のほうでこんなことあった、あんなことあったってことが多いんですが、それはここでは話せないので、いったん行政書士田中建太郎としての物語はここでおしまいにいたします。
ご興味ある方はお会いしたときにお話させていただきましょう。
行政書士田中建太郎ができるまで~生まれてから 完
明日からはよもやま話で毎日更新を続けていきたいと思います。