行政書士田中建太郎が生まれてから⑥
さて、上野の顧問先の会社さんもだんだん人が増えてきて手狭になってきまして、私も間借りし続けるのは申し訳なくなってきました。
また事務所探さないとな~と考えておりました、そんなときに知り合った税理士のIさん。
とある士業の集まる飲み会で知り合ったのですが、士業者ってみんなもっさりしてるイメージありませんか?
サイズの合わないスーツに眼鏡、髪形も七三みたいな。
当時の私は、茶髪でチャラチャラしておりましたので士業の中では浮いておりましたが、Iさんもスタイリッシュな税理士さんでオシャレで魅力的な方でした。
私より4つか5つくらい年上だったのかな。
港区南麻布で税理士事務所を構えておられました。
その方に、うちの事務所の机一個貸してやるから一緒にやろうぜ!と誘われ、これまたありがたい出会いだとホイホイついていく私。
上野の顧問先の方々は40~50代で当時25,6の私は話があまり合わないので、やはり年が近い若手の士業者と一緒にやりたいもんだと考えたんですね。
あとは事務所借りるコストを節約したいという気持ちもありました。
売上が安定しないんですよ、行政書士の仕事ってのは。
当時は開業して丸3年経ちまして、4年目になった2007年。
一年目のように毎晩布団かぶって今月の家賃どうしようとガタガタ震えて眠るほどではありませんが、このままだと来月の家賃をどうしようと考えるくらいには売上がなかったりする月があるんですね。
税理士さんは毎月の顧問料収入で売上が計算できますけれど、行政書士は単発のお仕事ばっかりですからまったく先々の売上が計算できないわけです。
そんな中、税理士さんからお声がけいただいたことはありがたく、勉強させていただこうと思いそちらでお世話になることにいたしました。
たぶん2007年の3月ごろかな。
南麻布へと事務所移転することになりました。
明日へ続く。