行政書士田中建太郎が生まれてから②
ということで、ほぼほぼ仕事がない中で、いつしか飲んだくれる日々でした。
朝起きても仕事がありませんので起きるのは昼過ぎ。
起きてPCつけてメールみてもなにもない。
電話もチンともなりません。
仕事がなくても家賃や光熱費は出ていきますわけで、金がどんどん減っていく恐ろしさ。
もう恐ろしくてすべてを忘れるために17時くらいには安焼酎を飲み始め夜中までぐでんぐでんになるまで飲みます。
たまにホームページをみて問い合わせしてくれたお客様のお仕事でなんとか食いつなぎ、あとは安酒に逃げまくるというそんな日々でしたが、貧すれば鈍するということは真実です。
経験もお金もない中で、違法行為を依頼してくるお客様もおりました。
具体的には、建設業の経営事項審査の点数を高く出るように決算報告書の数字をいじって作ってくれという依頼。
お金はほしいが違法行為はしたくない。
悩みに悩んで、当時の行政書士会江東支部支部長に相談しましたところ、「そんなん違法行為は断っちゃえ、ちゃんとした数字で作っちゃったらいいよ。お客さんに文句言われたら違法行為はできないんだから粉飾でなくもらった数字のとおり決算報告書を作りましたって言えばいいんだから」とすんばらしいアドバイスを頂戴します。
目先の金がほしくてふらふらと闇落ちしそうなワタシに筋を教えてくださった当時の支部長。本当にあのときはありがとうございました。
ということでなんやかんや食いつなぎながらも売上が安定せず不安な日々を過ごします。
明日に続く。