行政書士田中建太郎が生まれるまで㉘
ということで、安くアパートを貸していただいて事務所の設立準備を行っておりましたところ、警察署のほうから警察の方がやってまいりまして、衝撃の事実を告げられます。
生活保護の不正受給の共同従犯?
私はまたやらかしました。
生活保護の不正受給というのは、問題になっておりました。
ひとつは暴力団員などの不正受給です。
本来働けるのに、働かずパチンコ三昧、普段は外車乗り回してるとか。
あるいは貧困ビジネスとしてホームレスなどに住居を提供して住民登録をさせ、生活保護申請をしてあげるのですが、生活保護費の振込口座の通帳、通帳印、キャッシュカードなどを預かり、本人には小遣い程度を渡してピンハネするなどかなりの生活保護費がヤクザのシノギの一種になっているというケースです。
そういえば、この事務所を借りる時○○はこう言ってました。
「月に1回くらい役所の人がやってくるんですけど、○○はどこ行った?って聞かれたら買い物行ってますって言っておいてもらえますか。あなたは誰?と聞かれたら今遊びに来てる友人ですってことにしといてください」
その話を聞いて怪しいなと思ってたんですが、すっかり忘れてました!
私はなんと、○○という男の生活保護の不正受給のために、ご丁寧にも毎月5万払って犯罪のお先棒を担ぐことになってしまったのです。
しかもあとで大家さんに聞いたらこの物件は生活保護者に優先して貸している物件で家賃は3万円!
2万ピンハネされてるじゃーん!!!
家賃分も含まれる生活保護費を受給してなおかつ私から2万ピンハネする○○!
怒った私はさっそく○○に連絡しました。
「さっき警察が来てこれこれこうだと言われたぞ!どうなってんだ!金返せー!」
そして○○を呼び付けてこの物件は出ていくと伝え、即不動産屋巡りです。(相変わらず泥縄・・・。)
ようやくそれなりの物件を見つけて、そちらに自宅兼事務所の引っ越し。
すでに行政書士登録をこの生活保護アパートにて申請してしまった私は登録直後にいきなり住所及び事務所所在地の変更登録をするはめになったのでした。。。。
明日へ続く。