行政書士田中建太郎が生まれるまで⑪
ということで、大学卒業から20年近く経ってもいまだにワンゲルの仲間にはネタにされる昼飯忘れちゃった事件ですが、幸いにして20分ほどで下山して昼食を食べればみんな機嫌は直ります。
そのあとは、私も「同じ間違いは繰り返すまい」と気をつけますので、その後は目立ったトラブルもなく。
40キログラムほどの重たい荷物を背負って、ただひたすら山道を歩くだけ。
足の裏の豆が破れて血マメになって痛かったですが、それでもとにかく足を動かさなければ帰れませんので、しんどいわー帰りたいわーとさんざんぱら愚痴をこぼしながらもなんとか5日間歩きとおすことができました。
最終日には、浅間山の山頂にたどり着きまして素晴らしい景色を見て感動し、そのまま20キロほど歩いて下山。
小諸にございます懐古園にて打ち上げパーティーです。
当時はまだのどかだったんですね。
未成年飲酒が今ほどうるさく言われておらず、懐古園で浴びるようにみな酒を飲みます。
私なんかもほぼ初めての大量飲酒。
人生初の意識を失くした泥酔でした。
ワンゲルの同期の話では、帰りの電車で大騒ぎして暴れて先輩方に取り押さえられながら帰っていたそうなんですが、まったく記憶がございません(笑)
ということで、大学入学してから、初めてのGWはワンダーフォーゲルにて浅間山を登って下ってくたびれはてて「疲労困憊時に大酒呑んじゃったために最後は酒で大失敗」というその後の人生でも繰り返されるフォーマットが完成したときでございました。お恥ずかしい。※今は酒やめてます。
今考えてみると「若さとはバカさだ」とは私のためにあるような言葉でした。
明日へ続く。