技能実習制度の廃止?

昨日のニュースで技能実習制度が廃止されるというびっくりするニュースが飛び込んできました。

特定技能制度及び技能実習制度が整理されて変わりそうです。
技能実習は廃止、政府が提案 国内での「人材確保」明記した新制度へ(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

タイトルで、技能実習制度がなくなると勘違いする人も出そうですが、現在技能実習で入国している外国人労働者が働けなくなるという性質のものではなく、現在海外に日本の技術を移転するためという建前のもとに、低賃金労働者として酷使しているという実質があるわけで、こちらの不整合を正すために技能実習制度を名前も変えて内容もより実態に近しくかつ外国人労働者の人権を守る方向にかじをきろうという内容の改正ですね。

現時点での中間報告を確認する限り、業種を特定技能と共通化することや、転籍が認められるようになる、日本語能力を求められることなどが想定されているようです。

中間報告書たたき台
001394237.pdf (moj.go.jp)

↑上記PDFはこちらのサイトに掲載されております。
技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第5回) | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp)

撤退を転進、全滅を玉砕と呼びかえて現実から目をそらして、臭い物に蓋をしてもそんなに長くは持ちません。

掛け声と実態が乖離してしまっているからには修正しないといけませんね。

海外からは技能実習制度は現代の奴隷制だと非難されておりますし、実際にそういう側面もあるので改善していくことは素晴らしいと思います。

私の仕事にもかかわってくるのでまた勉強していかないといけないなと思ってます。

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