建設業許可
建設業の許可を新規で取得したいというご相談を最近立て続けに受けております。
建設業許可を取得する要件は、やや厳格なものがありまして、たとえば建設業の経営について管理の責任を負う常勤の役員が必要なんですが、昔は7年以上の取締役経験が必要だったりととても大変でした。
こちらは2020年10月に建設業法の改正に伴い要件が緩和されまして5年以上になりましたが、5年でもなかなか長いんですよね。
取締役任期が1期2年だとすると3期務めないと5年になりませんで、わりと多くの方がこの要件で躓いておりますね。
ちょうど今回ご相談いただきましたお客様も、建設業許可を取得していた会社で3年ほど取締役をお勤めだったんですが、残り2年が足りないので、いまご自身で経営していらっしゃる会社での工事実績にて立証しようと考えております。
ただこちらの会社も設立してから2年経っていないので2年経たないことには要件を満たせないんですね。
なので粛々と工事を行いつつ2年経過するのを待たねばなりません。
許可を持っていないので500万円未満の軽微な工事しか請け負えませんが、法律ですから致し方ありません。
建設業許可はなかなか参入障壁が高いのですが、人の命にもかかわる業界ですから致し方ないです。
少しでも早く許可が得られるように的確なアドバイスと迅速な書類作成ができるよう私も心がけていきたいと思います。